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玉川徹、オレに米作るのやめろってよ。

稲穂の垂れた稲田の様子 メディア・言説の解剖学
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統計には映らない水管理120日。35℃の酷暑で歩く「死の行進」の真実

1.突然の“びっくりぽん”「米作りは30日で終わる」?

2025年12月8日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』において、

玉川徹は「小規模農家を守るというけれど、年間30日くらいしか農業をやっていない兼業農家を、多額の税金を使ってまで守る必要があるのか」と発言した。

年間30日くらいの労働で米が作れるの????。

おっと「びっくりぽん」NHKの朝ドラで必死になって流行らせようとした言葉、突然思い出したわ。当時の朝ドラ視聴者だって、忘れてるだろうけど。

米作り30日働いて出来るなら、みんなやっとるわ。

そもそも、「30日くらい」の根拠は「農水省の生産費統計」にある『10aあたり約22時間』という数字をベースに、小規模農家の実働時間の短さを指摘したらしい。のだが、

2.水を切らしたら、そこで終わりの120日。

代掻きから収穫前の落水までの期間は、品種や地域によって異なるのだが、一般的には110日~130日程度(約4ヶ月)

その間田んぼへの水入れは必須。

水田は生き物。「毎日、あるいは朝晩に水を見に行く」ことが、この期間続き「片時も目を離せない拘束時間」です。

3.「お・し・え・な・い」……水切れ田んぼの末路、かな。

代掻き後に水を切らしたら……恐ろしや、恐ろしや、クワバラ、クワバラ

田植え機械どうなっちゃうんだろ。田植えどころじゃないよな。

みんな知らないだろうど。聞きに来たって、

って、わけにもいかないか。

田植え機械の車輪が泥を抱き、車輪の通った跡が、大きなアナボコとなる。特に方向転換の際。片方は盛り上がり、削られたところは空洞となる。

はい、田植えなんぞ出来ません。場合によっては、田植機が動けなくなり、重機で引き上げる事態にまでなる。もし田んぼの真ん中辺だったら、重機が、田んぼの中を救出に行かねばならん。

どうなるか、想像できるでしょ。

4.大規模化の落とし穴。畔の長さは“死の行進”超え?

そもそも、大規模化と言うが、大規模農家や農業法人で水管理で困っているところは多い。

日本の標準的な田んぼの広さの目安の一つである30アールの水田の周囲は260m。1ヘクタールは500m。10ヘクタールで5km。30ヘクタールだと15km、50ヘクタールだと25km。

これ、畔の長さ。そこを、漏水がないか、排水口まで水は来ているのを見回らなければならない。水田一枚一枚ね。

1ヘクタールの水田であれば、区画整理されてるだろうけど、それ以下の田んぼのほうが多いから、実際は、上記の何倍かの距離になる。

バターン死の行進約83kmの距離を3日間1日平均14kmを難民と手ぶらの捕虜と20キロの装備品を持った監視の日本兵が歩いた。

30ヘクタールの田んぼの見回りが、バターン死の行進とほぼ同じ距離。20キロの装備品を持ち背嚢背負った日本の兵隊さん偉い。

フィリピンの12月だって暑いんだろうけど、今の日本35℃超え珍しくもない。

それに田んぼの見回り3日じゃ終わらない。入れっぱなしにも出来ない。止めなきゃならんからね。水道の蛇口を閉めるのと一緒。つまり、2回は行くことになる。

入れっぱなしじゃダメなのか?

・ハーイ、草だらけになります。

・除草剤効きません。

・ヒエに巻かれて、倒伏します。

・米の収量、品質落ちます。

・つまりコメ不味いです。

・ときに畔が崩壊して漏水します。

・排水路が埋まって大雨の時、冠水します。

横着できる以外のメリットは、ただのひとつもありません。

5.水管理は「通勤時間」じゃないんだよなぁ。

玉川徹の論理でいえば「田植え、草刈り、防除、稲刈りなどの『作業』を合計すれば30日分だ」という、実労働時間。

ひょっとして、水管理の時間て、サラリーマンの通勤時間と同じだと思ってる?

サラリーマンなら通勤手当が出るのか。

出ないところもあるの?
それって可哀想~。

一般サラリーマンの平均通勤時間は、総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査」によると往復で約1時間19分(片道約39分)。

玉川徹の住む東京都だと往復で1時間35分程度、(片道約47分30秒)。サラリーマンと違って田んぼに休みはない。週休2日制羨ましい。

東京だと通勤といったら電車がメインだよね。降りたあとは徒歩になるんだろうけど。

田んぼの見回り、軽トラで田んぼまでは行きますよ。

そのあと、長靴で最低15km歩くんです。水持ちの悪い田んぼだと2度も3度も。✕2回。バツ2。あっ、意味が違うわ。

革靴やスニーカーでも出来なくもないけど、嫌でしょ。

泥が付いて汚れるから。

あっらー(momoka japan風

玉川徹の愛車、黒のポルシェ911カレラですって。


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玉川徹の政治・経済・農業・メディア論に流れる「純粋な経済合理主義」を多角的に分析。効率社会の「根っこ」を解剖する。
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