「ねこまんま」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 鰹節と醤油をかけた白飯? それとも、味噌汁をぶっかけた朝の一杯?
かつては貴族の食卓に並び、戦国武将の出陣を支え、江戸の漁師や百姓の命をつないだ“汁かけ飯”。 しかし現代では、「行儀が悪い」「手抜き」「貧乏臭い」と、なぜか後ろめたさを伴う存在に――。
このシリーズでは、ねこまんまにかけられた“冤罪”を、歴史・文化・マナー・現代の食トレンドから解き明かしていきます。 一杯の飯に刻まれた、日本人の記憶と矛盾を、あなたも一緒に辿ってみませんか?3月11日より順次公開予定
目次:ねこまんま冤罪事件簿 全5話
ねこまんま冤罪事件簿:第1回『あなたの常識は、誰かの非常識?――定義のズレが生む混乱
あなたの常識は、誰かの非常識? ―― 定義のズレが生む混乱 。関東と関西で“ねこまんま”の姿が違う?定義の食い違いが、冤罪の出発点だった。
ねこまんま冤罪事件簿:第2話『黄金時代の記憶 ―― 貴族が愛した高貴なる水飯』
黄金時代の記憶 ―― 貴族が愛した高貴なる水飯。平安貴族が愛した「水飯」とは?かつてのねこまんまは、優雅な知恵だった。
ねこまんま冤罪事件簿:第3話『北条氏政の呪い ―― 汁かけ一杯が、なぜ国を滅ぼすのか』
北条氏政の呪い ―― 汁かけ一杯が、なぜ国を滅ぼすのか。「汁を二度かけた」だけで無能とされた男。戦国の呪いが、ねこまんまを断罪する。
ねこまんま冤罪事件簿:第4話『現場の正義 ―― 深川の漁師と百姓が求めた「機能美」』
現場の正義 ―― 深川の漁師と百姓が求めた「機能美」。ぶっかけろ、かき込め、働け。ねこまんまは“現場の正義”だった。
ねこまんま冤罪事件簿:最終回『牛丼の福音 ―― 聖域に到達した「つゆだく」と、ねこまんまの未来』」
牛丼の福音 ―― 聖域に到達した「つゆだく」と、ねこまんまの未来 。牛丼、スープご飯、リゾット…名前を変えて愛されるねこまんま。冤罪は晴れたのか?
ねこまんまは、なぜ行儀が悪いと言われるのか?
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